「できれば、母乳で育てたいんですけど…母乳だけでは全然足りないみたいなんです」
産後8日目に初めてお会いしたママは、とても心配そうなお顔でした。
産後8日目の哺乳状況は、1回、母乳10分+ミルク60ml。
さっそく乳房のチェックをさせていただきました。
カチカチではないのですが…乳腺は少ししか開いていない状態でした。
左右の母乳量もかなり差があるようで、「右の胸を吸うのを嫌がります(涙)」との
事でした。
さっそく、母乳ケアのスタートです!
まず、授乳姿勢の改善です。
①赤ちゃんを抱っこする高さの調整
授乳クッションの下にバスタオルをくるくる巻いて差し込みます。
ママの膝を少し開いて、背筋を伸ばし、胸をしっかり張ります。
②乳首と赤ちゃんの頭の位置の調整
ママの乳首は、自分が思っているより外側(脇側)にあります笑笑
そして乳首の形も個性があります。
産後ヘルパーはママの乳首の位置と赤ちゃんのお口がぴったりフィットする位置を
見つけます。
赤ちゃんの頭を少し脇側にずらすことによって、ピッタリの位置を合わせやすくなります。
③赤ちゃんの抱き方の変更
授乳姿勢は、3種類あります。
横抱き、縦抱き、フットボール抱き
一番難易度が高いのは縦抱きです。しかしながら、赤ちゃんが一番上手に母乳を吸うことが
できる姿勢は縦抱きです。
産後ヘルパーは、最初に縦抱きで2~3分授乳することをお勧めします。
一番お腹がすいている時に一番深く吸ってもらうことで乳腺が開きやすくなります。
片胸10分づつ授乳した後、赤ちゃんはちょっと休憩。
続いて、ママの乳房マッサージです。
乳房に残っている母乳を絞り出し、固まっている部分をほぐし、新しい母乳が生成される
環境を改善します。
乳房のふくらみの外側から乳頭に向かって、ゆっくりと手のひらを使ってほぐします。
すると、赤ちゃんが吸うことが苦手だった右胸から「初乳」があふれてきました。
乳腺がひらいたのです。
ちょっと休憩していた赤ちゃんをもう一度抱き、右胸を授乳!
すると、赤ちゃんは嫌がることなくしっかりと吸っていました。
ママの乳房マッサージと授乳が完了したところで、
次はママの水分補給と睡眠確保です。
ミルク60mlの哺乳を産後ヘルパーが担い、ママは寝室へ。
できるだけ、ママをひとりで寝かせ、おっぱいを休めます。
ママが起きた後は、温かい&体にやさしい食事で体の内側から
癒します。
このような母乳ケアを毎日続けました。
4日目。
赤ちゃんの哺乳力が強くなったことをママが感じてきました。
吸いつく力が強く、10分間休むことなく、吸い続けています。
そして、ミルクを60ml飲み干すことが減り、飲み残すことが増えてきました。
母乳量が増えているように実感し始めました。
6日目。
ママのおっぱいがカチカチではなく、丸みを増して、首元から血管が浮き出てきました。
赤ちゃんは10分以上、母乳を飲み続けるようになりました。
ママは、のどの渇きを感じて、水分補給をたくさん行うようになりました。
8日目。
母乳を飲む前後で赤ちゃんの体重を測ると!80g増でした。
ミルクは40ml以上飲まなくなってきました。
マッサージする産後ヘルパーの手も変化を実感していました。
固さやしこりは無くなり、乳腺は両胸ともにたくさん開いていて
マッサージしていると母乳がどんどんあふれてきました。
10日目。
赤ちゃんは、昼間、母乳のみで2~3時間寝てくれるようになりました。
夜間もミルクを40ml足すだけで、3時間寝てくれるようになりました。
14日目。
ミルクは夜中の授乳1回だけ、足すようにして、それ以外は母乳のみで
生活することができるようになりました。
ママの授乳姿勢も赤ちゃんの抱き方もすっかり安定し、自信をもって
母乳を飲ませることができていました。
ママからは「母乳だけで過ごせるようになるなんて、退院直後は思っていませんでした。
なんか、大丈夫!って思えるようになってきました」
2週間の産後ケアの中で、ママに寄り添い、ママの希望する母乳育児に近づけたことは
とても嬉しく、産後ヘルパーにとっても自信につながりました。
ママのそばに寄り添わせていただいたことに感謝です。
株式会社プレシャスマム ~産後ママたすけ隊~
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仕事も子育ても精いっぱいがんばるママを応援します。